2005年の冬。後輩が1本のギターを持ってきた。
「俺、もう弾かないので。モッパーさんなら大切にしてくれそうだから。」
そう言って置いていったのが3トーンサンバーストのストラトキャスター。それからこのギターをメインにしてガンガン弾き倒してきた…なんて事はなく、ほぼ家弾き用です(笑)
そう言えば、特に大切にした覚えもなく普通に弾いてたけど…これって、いくら位するモデルなんだろう?
ヘッドに『MADE IN JAPAN』って書いてあるから日本製なんだろうな。
なんとなく高いモデルではない気はしているが、気になり始めたら仕方ない。
と言うわけで、今回はこのストラトについて調べてみました。
ちなみにこのストラトはヘッドに貼られたシールから『おでんくんストラト』と呼んでます(笑)
Fender Japan スタンダードシリーズ
正体不明?
いきなり結論から申し上げますと…モデル名はハッキリ分かりません。
それらしい表記が2種類あったのです。ST-43とST-35、はたしてどっちなんだ?
そのあたりも含めて見ていきましょう。
ネック
こちらがネック。ローズ指板ですね。
フレットは細めの物ですね。かなり減ってるので、そろそろリフレットしようかと思ってます。ええ、もちろんジャンボフレットにしますよ(笑)
で、ここにシリアルナンバーが表記されてます。
あと、フェンダージャパン製品なら、シリアルの上に”Made in Japan”とか”Crafted in Japan”って書いてあるらしいのですが、無いですね。ヘッドに”MADE IN JAPAN”とあるだけです。
そして「ST-43」と記されているのです。
2000年代前半にフェンダージャパンで製造販売されていたスタンダードシリーズのST-43だと思われます。
ナット
ナットは樹脂製の物がついています。けっこう減っちゃってるんで、牛骨かTUSQあたりに交換しようかな。
ボディ
そして気になるのがネックポケットに記された型名らしきもの。「ST-35」と読めるような…
ん~??これはST-35なのか?どっちなんだ…
ちなみに古いフェンダージャパンのカタログによるとST-35のボディカラーは黒、白、赤のみでサンバーストは無かったようです。
トレモロ
トレモロは普通にシンクロナイズドトレモロ。ブリッジサドルはヴィンテージタイプだけど、Fenderの刻印は無し。コストをおさえてるんでしょうね(笑)
ブロックの材質は亜鉛ダイキャストでしょう。
ピックアップ
ピックアップはバータイプのマグネットが付いたタイプ。このタイプのほうがコストを削減できるのでしょうか?
ピックアップはぜひとも交換したいポイントです。
ポット
ボリューム、トーン共に小さいタイプのポットです。別に機能的には何も問題ないと思うんですけど、なぜだか安めのギターに多く使われていますよね。
配線ももう少し綺麗にやり直そうと思ってます。
まとめ
結局のところ、このストラトはおそらくFender Japan ST-43だろうと思います。(ネックポケットのST-35が気になりますけど)
どちらにせよ、2004年以前のスタンダードシリーズというエントリークラスの物と言えるでしょう。
ということで(失礼ながら)たいした市場価値もないので、がっつりモディファイしていこうと思います(笑)
その都度、こちらのサイトにアップしていきますので楽しみにしていてください。
ストラト記事リンク
このおでんくんストラトに関する改造や調整記事へのリンクです。
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