ピックアップキャビティとコントロールキャビティの加工【ボディ自作#9】

ギター自作
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まいど!モッパーです。
前回はブリッジの位置決めをして仮取付けしました。今回はそれを基準にピックアップの取り付け位置を決めてキャビティ加工します。

普通はブリッジやピックアップの位置は前もって決めてあるんでしょうけどね。僕はネックのジョイントが上手く出来るのか不安だったので、ネックをジョイントしてから全ての配置を決めることにしてあったのです。

そしてピックアップキャビティのあとにはボリュームポットやセレクタースイッチが収まるコントロールキャビティの加工もしますよ。

今回もまた電動トリマーが大活躍!って…ほぼコレだよね(笑)

我ながら良い仕上がりとなりました。それではさっそく加工の様子を見てください。

キャビティ加工も想像以上に上手くできました。ひょっとして加工の腕が上がってきたのかも←自画自賛(笑)

ピックアップキャビティ

ブリッジの位置が決まったので、ピックアップの位置を決めて、キャビティ加工します。ピックアップ搭載位置はフロントはなるべくネックに近づけて、リヤはなるべくブリッジ寄りにします。

まずはセンターラインに合わせてテンプレートをセットし、ケガキます。



ボアビットとドリルで荒加工をします。なるべくトリマー加工時の負荷を減らすためです。



パターンビットを使用してトリマーで加工していきます。



加工が完了しました。ボアビットでの荒加工をもう少し浅くしておけば中心のくぼみが消せたんですけどね(笑)



脚の入る部分はドリルで深くしました。が!これはちょっと失敗だったかな。

ドリルが滑ってしまい、穴がズレました。
深穴の部分だけのテンプレートを作って、先にトリマーで加工しておけばよかったです。
次回からはそうします。

コントロールキャビティ

次にコントロールキャビティの加工。コントロール類の配置はメインで使っているキラーと同じにします。

トップにパーツの位置を罫書きます。
あらかじめ型紙にパーツの位置を記入しておいて、目打ちで穴の中心をマーキングしました。



トグルスイッチを取り付けるキャビティ①の加工

まずはトップ面から2ミリドリルで中心を貫通させる。
スイッチの取付用の穴(直径12ミリ)を深さ15ミリほどあけて、その中心に2ミリ穴を貫通させた。



2ミリの穴を基準にバック面にキャビティ位置をけがく。テンプレートの位置合わせ用のラインも引いておくこと。



ボアビットで荒加工をしました。
深さはトグルスイッチの取付けネジ部の長さを考慮して決めました。深さ39ミリに決定。



位置決めラインに合わせテンプレートを貼り付けて加工。

使用したのはパターンビット3種。刃の短い物から長い物へと取り換えながら加工していきます。
トグルスイッチを付けて確認しながら深さを調整しました。



キャビティ①の加工完了!



キャビティ②を加工します。

こちらもキャビティ①と同じ手順での加工です。
まずはボリュームポットの中心位置をトップ側から直径2ミリのドリルで貫通。ポットの取付け穴の直径は7.5ミリ。

そして荒加工をする。深さは仕上がり39ミリの予定なので36ミリまで荒加工しました。
ここでもボアビットが大活躍(笑)

ポット中心に位置決めラインを合わせキャビティ②用のテンプレートを貼り付けて加工しました。
深さを間違えるとポットやスイッチの突出し高さが変わってしまうので慎重に切削。

ミニスイッチの取付穴(直径6ミリ)は後からあけることにしました。

配線通路加工

キャビティ①と②を繋ぐ配線の通る穴を加工します。

通常ならロングドリルで斜めに穴を貫通させるのでしょう。
しかし、ロングドリルを持っていないので、電動トリマーで溝加工をし、桧材で埋め木をしフタをすることにしました。

まず8ミリのストレートビットで溝を掘ります。深さは17ミリ。



その後、フタ用にちょっと幅の広い溝を掘りました。



桧の角材をフタ溝の幅に加工してはめ込みタイトボンドで接着します。フタとなる角材の幅は隙間が出来ないように溝にキッチリ合わせました。



桧材が溝の深さより厚いので飛び出しています。その飛び出した部分をトリマーで削っていきます。余った角材を貼り付けて足場にして加工。徐々に刃を降ろして、飛び出している部分だけを削ります。



その後、サンディングして面一に仕上げました。



キャビティの内側の形状に合わせて、余分な桧材をフラッシュビットで加工して完成。



電動トリマーについて

今回もかなり満足のいく仕上がりになりました。ここまで製作をすすめてきて感じたのは…電動トリマーすげー!!ってことです(笑)

僕のような素人でも、電動トリマーを使うことでかなりクオリティの高い加工が出来ました。自分でもここまで出来るとは思ってなかった。

とは言え、きれいで正確な加工をするためには、下準備が必要です。

加工手順を先にシミュレーションしておくのです。
ビットの選定をし、どんな治具を使うのか考え、必要ならテンプレートを作る。
そういった段取りをしっかりすることが大事です。そうすれば良い結果につながるということを感じました。

って、急にマジメかよ!!

ちょっとお安いE-Valueの電動トリマーですが、僕にはこれぐらいがちょうどいいようです(笑)
壊れるまでガンガン使って色々な物を製作しまーす。

さて、次回はコンター加工をしますよ。
お楽しみに!

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エルボー&バックコンターの加工とコーナー面取り

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