まいど!モッパーです。
今回は友人からお預かりしたギターをピカピカに磨いていきます。
ずっと手入れされずにスタンドに立てたままだったギター「フェンダーストラトキャスター」
かなり汚れています。久しぶりに弾きたいので綺麗にしてほしいとのこと。
僕には特殊な技術があるわけではありません。一般的な方法ではありますが出来る限り綺麗にしてさしあげたいと思います。
それでは眠れるギターを目覚めさせていきましょう(笑)
イングヴェイ・マルムスティーンのストラトキャスター
なんと!友人が持ち込んで来たのは…
イングヴェイ・マルムスティーンのシグネチャーモデルでした。
ネットで調べてみたんですが、イングヴェイモデルにもいろんな仕様があるようです。どうやらこの個体は1990年代にFender U.S.A.から発売された初期のモデルのようですね。
最近の…というか、よく見かけるイングヴェイストラトとは少し仕様が違ってますね。
スモールヘッドですし、トレモロも2点支持のタイプですね。ピックアップはフロントとリヤがディマジオのHS-3のようです。フレットもジャンボフレットではなくて細いタイプですね。
さてさて、それでは始めていきましょう。けっこう汚れてますね。
まずは大まかに埃等の付着物を取り除きます。柔らかいクロスを使って水拭きしました。その後すぐに乾いたクロスで水分を残さないように拭き上げます。
ボディはよく見ると以前からの磨き傷が結構ついてますね。これも落ちるといいんですが…
ここから本格的にクリーニングしていきますよ。
金属パーツを磨く
まずは金属パーツを磨いていきます。必要に応じて取り外したり、分解をして綺麗にします。
磨きに使うのはフェルナンデスのスクラッチメンダー946です。
柔らかい布にスクラッチメンダー946を少量付けて軽くこするだけでピカピカになります。
そんなにチカラを必要としないのがとてもいいんです。これ、ぜったいオススメ!
ペグを1個ずつバラして磨きました。
左側3個は磨き終わってます。ペグボタンの輝きを見れば一目瞭然ですね。
アウトプットジャックもこんなにピッカリ!(笑)
ブラスナットも鈍い光を取り戻しました。
ブリッジも分解して綺麗に磨いたんですけど…写真を撮り忘れました(汗)
フレットはマスキングテープでマスキングして磨きます。スキャロップ指板は初めてだったんですけど、何気にテープ貼りづらかったです…
これまた写真は無いのですが、アウトプットジャックの内部も接点復活剤を使ってクリーニングしました。
綿棒にスプレーして端子の接点部分を拭きあげました。直接スプレーすると余分な箇所に接点復活剤が付着してトラブルの元になるので注意!
ボディとネック
次にボディを綺麗にします。僕はHoltsのコンパウンドを使っています。柔らかい布を使って磨き上げます。
最初に細目で磨き。極細で仕上げ磨きをします。
ネックはラッカー塗装の劣化が見られたので軽く磨いて終了にしました。
おそらくギタースタンドのネックを支えていた部分がゴムだったんでしょうね。
ラッカー塗装とゴムは長い間接触させると化学反応がおきて塗装を痛めてしまいます。ご注意を!
そんなこんなでボディの磨きも仕上がりました。
どうです!ツルツルのピッカピカになりましたよ~
キャンディアップルレッドの美しい輝きにウットリ(笑)
復活したYJMストラトキャスター
弦も張ってチューニング。各部調整したのち、KEN SMITHのPRO FOMULA POLISH/楽器用ポリッシュで仕上げ拭きしました。
見事に眠りから覚めたイングヴェイ・マルムスティーン・ストラトキャスターをご覧ください
ギター磨きの定番、ケン・スミスのポリッシュもかなりおすすめですよ。
気持ち良いツヤ感が保たれます。
ピカピカになり復活したストラト。
これでまたガンガン速弾きしてもらえることでしょう!
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