自作ギターのフレット交換をしました…前半はフレット抜きと指板修正

リペア

まいど!モッパーです
またまたセルフリフレットすることにしました。今回は自作ボディに取り付けたネックです。自分好みのフレットに交換してバリバリ弾こうと思います。

以前、フレット交換の記事『ストラトをジャンボフレットに!DIYでフレット交換しちゃいました』を書きました。予想以上に沢山の皆さんが読んでくださってビックリです。どうもありがとうございました。

自分が初めてフレット交換した時にはネットにも参考になる情報が少なくて不安いっぱいでの作業でした。

自分のやった事を書くだけでも誰かの役に立てるかなと思い記事を書いたのですが…今、読み返すと作業中の写真が少なくて分かりづらい(汗)

そこで今回は、なるべく沢山の写真を残そうと頑張って撮影しながら作業をしました。
作業内容は同じですが写真多めでお届けします。

『ストラトをジャンボフレットに!DIYでフレット交換しちゃいました』もあわせて読んでいただくとよりわかりやすいと思います。

4度目のセルフリフレットに挑戦です!!
慣れてきたので作業が早くなってきました。

※ギターの改造等は自己責任でお願いいたします。

準備

まずは弦を外してネックをボディから取り外します。
そしてネックからパーツ類をすべて外します。
ペグもトラスロッドカバーも外します。ナットも外しちゃいましょう。



ちなみにナットはペンチでつかんでクイクイ動かします。無理矢理ではなく慎重にね。動かし続けるとピキピキと接着が剥がれて取り外せます。



ナットが外れました。



これでフレットを抜く準備が出来ました。


フレットを抜く

フレットを抜くために使用したアイテムはコチラ

フレットカッター、斜ニッパー、小型ニッパー、はんだごて、ローズネックオイルです

斜ニッパーは今回初めて使います。


最初に指板の割れ・欠けを防止するために、指板にオイルを塗って加湿します。けっこう多めに塗ります。
僕はフェルナンデスのローズネックオイルを使っています。



フレットにはんだごてを当てて加熱してからフレットを抜きます。

この加熱にはどんな意味があるのかというと…
①フレットの浮き防止の為に接着剤が使用されている場合があり、その接着剤を熱で緩くする。
②加熱すると指板にも熱が伝わり木繊維を緩める効果がある。
まあ、結局はフレットを抜きやすくして指板の割れ・欠けを防止する為ですね。



専用のフレットニッパーを持っていないので、ちょっとデカいけどフレットカッターで抜きます。
使用方法はフレットニッパーと同じです。刃を指板に密着させるようにしてフレットを掴みます。



そしてゆっくりハンドルを握ると、刃がフレットと指板の間に食い込んでいき(フレットの下に刃が潜り込む感じ)フレットが浮き上がります。



端から中央に向かって掴む位置を少しずつ変えながら抜いていきます。抜くと言うより浮かせる感じ。あくまでもフレットカッターのハンドルを握るのみで、フレットを力で引き抜こうとしてはいけません。



抜けるとこんな感じです。指板が欠けた場合は破片を瞬間接着剤で貼り付けておきます。


と、ここまではいいのですが、実はひとつ問題がありまして…

このフレットカッターはそこそこ頭がデカいので、フレット間隔が狭い所では隣のフレットに干渉してしまう場合があります。そうすると刃を指板に密着させられないのです。
つまりフレット間隔が狭い部分では、このフレットカッターは使えません。

そこで今回は新アイテム!斜ニッパーを使ってみました(笑)



刃が斜めに付いてる「斜ニッパー」です。



斜ニッパーを使ってサイドからアプローチします。刃の先端を指板に密着させて、指板とフレットの間に刃を潜り込ませるように掴みます。



斜ニッパーで慎重に浮かせて抜いていきます。うん、なかなかイイ感じ!

本当はね、フレット抜き専用ニッパーを買おうと思ったんだけどね、これがなかなかのお値段なんですよ。

前回の記事で紹介した小型ニッパーを使う方法もいいんですが、指板に当たる刃の面積が小さいので刃が指板に食い込んで跡が付く場合があるんです。
※斜ニッパーでも完全に跡が付かないわけではありません。

そこで小型ニッパーに代わって何か使えそうは工具はないかと探してて…見付けました。これイケんじゃね?!ってね(笑)

使ってみたらすごくイイ感じ!フレット間隔の狭い所だけでなく、全てこれでやってもいいね。
専用ツールを買ったり、エンドニッパーを改造しなくてもコレでフレット抜きが出来ます。良い物見つけたぜ(笑)



はい!全てのフレットが抜けました。



指板修正

この工程で使用するアイテムはこちら

アール付きサンディングブロック、サンドペーパー#120#240#400#600、スケール、アールゲージ、のこぎり



指板を修正していきます。まずはネックを出来る限りストレートな状態にトラスロッドで調整します。

反り具合は指板にスケールを当てて隙間を見て判断します。



僕はストレートエッジを持っていないのでシンワの60cmスケールを使ってチェックしています。



ここで指板のアールを測ります。
これは専用のゲージを使ってます。安い物をAmazonで購入したんですが、精度もよくて役に立ってます。



このギターの指板アールはほぼ16インチですね。指板アールと同じ16インチのアールの付いたサンディングブロックを使います。



サンディングブロックにペーパーを貼り付けて使います。まずは#120です。



(実際に線はありませんが)指板の中心線とサンディングブロックの中心線が常に重なるようなイメージでまっすぐにブロックを動かします。



途中スケールを当てて指板面が直線になっているか何度も確認しながら作業を進めていきます。

ここで直線をしっかり出せると後々の仕上がりが良くなるのでキッチリやりたいところです。



アールゲージで指板アールの崩れが無いかも確認しながらやります。



サンドペーパーは最初は#120で削ります
。これでしっかり直線を出します。妥協せずキッチリやります。
そのあと、#240→#400→#600と使い、ペーパー傷を消していくように仕上げていきます。



フレット溝の深さも確認します。
指板を削ったので溝が浅くなりフレットが完全に打ち込めなくなってはいけませんからね。



もし深さが足りない場合は刃の薄いのこぎりを使って溝を深くします。



溝の中に残った木屑をきれいに取り除いたら次の工程へすすみます。

ちなみにこんな専用ツールもありますよ。



前半セクションここまで

はい、指板修正が完了しました。

ちょっと長くなってしまったので今回はここまで。後半は別記事に書きます。

というわけで、前半は①準備②フレットを抜く③指板修正でした。

おでんくんストラトのフレット交換の時よりも写真を多めにしましたが、どうでした?

作業の様子が伝わるといいんですけどね…
この記事があなたのフレット交換の参考になればと思います。

次回はフレットの打ち込みからですよ。
後半もぜひ読んでくださいね。

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