XOTICオイルジェルを使ってネックをオイルフィニッシュしました

ネックMOD
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まいど!モッパーです。
今回はネックのオイルフィニッシュに挑戦したので紹介したいと思います。初めての事だったんですが、思ったより上手く仕上がったと思います。
DIYでのオイルフィニッシュに興味をお持ちの皆さんの参考になるように分かりやすく書いていこうと思います。

※ギターの改造等は自己責任でお願いします。

オイルフィニッシュに至った経緯

今回オイルフィニッシュをしたギター

そもそも、なぜオイルフィニッシュしようと思ったのか。それは紛れもなく友人のレスポールを弾いたから(笑)

友人が所有しているギブソンレスポール。ラッカー塗装が傷んできたらしく、ボディもネックもベタついていました。
それでリペアショップにお願いしてオイルフィニッシュしてもらったと言うことです。

そのレスポールを弾かせてもらったんだけど…ボディもネックも、もうスベスベなんですよ!めっちゃ気持ち良い。特にネックの触り心地の良さは他のフィニッシュじゃ味わえないと感じました。

その時「これはいつか自分のギターにも試してみたい」と思ったのです。

そこで、今回、流石に全身リフィニッシュはハードルが高いので、ザックワイルドのギターのようにネック裏側だけをオイルフィニッシュしようと思ったのです。

オイルフィニッシュのメリットデメリット

実際にオイルフィニッシュをする前にメリットデメリットを調べてみました。やってみて失敗だったなんてのはちょっと困るので(笑)

メリット

これは先にも書きましたが、やはりその触り心地の良さ。それはつまりプレイアビリティに大きなアドバンテージをもたらします。

ラッカー塗装はやはり寿命がありますし、ポリウレタン塗装は滑りが悪いと感じる時がありますからね。

ちなみに今回はネックのみですが、ボディもオイルフィニッシュにすると鳴りが良くなるようです。

デメリット

オイルフィニッシュは表面に塗膜が形成されません。なのでオイルフィニッシュのギターは温度や湿度の影響をモロに受けてしまいます。 つまりデリケートな状態になってしまうのです。

そうするとネックの反りが発生しやすくなるので、急激な温度・湿度の変化を避けたり、ネックのコンディション管理をしっかりしないといけなくなるってことですね。そのあたりがデメリットと言えるでしょうか。

使用したオイル

XOTIC OIL GEL

今回はXOTICのオイルジェルを使っています。
この商品はオイルなのに塗膜が形成されるので温度湿度の変化に強いのです。本当の意味でのオイルフィニッシュとはちょっと違うのかもしれませんけどね(笑)

他にも定番と言われるワトコオイルも考えたのですが、初挑戦だと言うこともあり簡単に出来そうなこちらにしました。

購入先はサウンドハウスです。内容量は60mlで小さなビンに入っています。
お値段はワトコオイルと比べるとちょっとだけ高いくらいですね。

XOTICオイルジェルの購入先はこちら

XOTIC ( エキゾティック ) / XP-OG1
XOTIC (エキゾティック)
XP-OG1

【サウンドハウス】

作業工程紹介

塗装剥離

まずは塗装を剥がしていきます。

ドライヤーの温風でガンガン暖めて塗装を柔らかくしてからスクレーパーで剥がして…と考えたのですが、はたしてネックにそんなに熱を与えていいものかと。

心配になったので今回はサンドペーパーだけで研ぎ落としていく事にしました。

使用したサンドペーパーは120番です。これでひたすら頑張ること5時間!
かなり苦戦しましたがなんとか綺麗に塗装を落とすことができました。

その後、400番のペーパーでサラッと研磨して整えました。

塗装を剝がし終えたネック

オイルを塗布し乾燥させる

いよいよオイルを塗布していきます。

3度目のオイル塗布が終わったネック

オイルの質感はちょっと粘りがあってトロっとしています。においは独特な感じがしますが、そんなに刺激はありません。色はほぼ透明ですね。

布を使用し、木目に沿って塗布していきます。粘度の割にはサラッと伸びて塗り易い感じです。あまり塗りすぎないように量は控えめ。厚塗りにならないように余分は拭き取っていきます。

取扱説明書に乾燥時間は4時間以上と書いてあったので4時間ほど放置。

研磨

乾燥後、600番のサンドペーパーで磨きました。

研磨中のネック

この後、重ね塗りをするので、研磨して下地処理をします。
今回は5回塗り重ねました。

最終仕上げ

5回目の塗装→乾燥が終わったら、仕上げの研磨をしました。

オイルフィニッシュ完了です

まず1200番のサンドペーパーで軽くこすった後、スチールウールで磨いて仕上げしました。

まとめ

苦労した点

塗装剥離をサンドペーパーのみでやってみたのですが、ポリウレタン塗装はかなり厚く、すごく時間がかかりました。

一旦、木目が出てきたので塗装が落ちたと思ったのですが、さらにその下にシーラー層があり、これを剝がすのがなかなか大変でした。
これは電動工具を使うか、加熱して塗膜を軟化させるべきでしたね。

良かった点

塗装剥離では手こずりましたが、想像していた以上に簡単に塗布することが出来ました。重ね塗りも順調に進み、仕上がりも上々でした。

肌触りの良い仕上がりにすごく満足しています。他のギターもオイルフィニッシュにしようかと考えてます(笑)

というわけで、今回は XOTICのオイルジェルを使ってネックのオイルフィニッシュにチャレンジしてみました。
狙い通りのスベスベ感を得られ大満足です。このギターを弾くのが楽しくなりました。ずっと触れていたいネックに仕上がりました。

いかがでしたか?皆さんもこの記事を参考にして、ぜひDIYでオイルフィニッシュにトライしてくださいね。

サウンドハウス

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