エフェクターボード用電池式パワーサプライを自作しました

ツール自作
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まいど!モッパーです。
今回も小規模工作のお話。エフェクターボード用の電池式パワーサプライを作りました。と、カッコつけてますが、スイッチ付き電池ボックスです(笑)

内容的には、過去記事「SPIRIT StompManをライブで活用するエフェクターボードを公開」の中で自作パワーサプライとして紹介していた物をバージョンアップしました。適当に作ってあったから、ちゃんと作り直したって感じです。

単純に箱を作っただけですが、まあまあイイ感じに出来上がりました。今度こそ自作パワーサプライと言ってもいいと思います←無理がある(笑)

乾電池だけでボード内のエフェクターを全て動作させてます。しかもノイズレス!これはいいですよ!

※ギターの改造等は自己責任でおこなわれるようお願いいたします

単3電池18個のパワーサプライ

僕のエフェクターボードはアンプを除く全てのデバイスに乾電池から電源供給しています。

その自作パワーサプライがこんな感じです。

単3電池6個で9vになるケースに入れて、それを3セット使ってます。3系統にエフェクター群を分けて、それぞれにスイッチを付けています。

メリットとしては9v電池(006P電池)より容量が多いことと、コストを抑えられること。そしてACアダプタ由来のノイズがないこと。

でもこれ、機能的には満足しているのですが、見た目的には全然満足していない。

実はこのパワーサプライ(電池ボックス)は2023年にライブに間に合うように、とりあえず作ったままになっているんです。100円ショップで調達した樹脂ケースを加工しただけの突貫工事です(汗)

そこで今回は見た目も満足出来るようにボックスを作り直すことにしました。

イメージから設計図を起こす

しっかりとしたケースを作りたいのでMDF板を使って作ることにしました。強度があるし加工が簡単そうだから(笑)

さてここからは想像力と妄想力で設計していきます。いつも設計図は頭の中です(笑)

最初は電池ケースごと中に収納できるサイズにしようかと思ったのですが、かなり大きくなりそうだったのでやめました。

元の100均の樹脂ケースのサイズは横180㎜奥行85㎜高さ30㎜です。

これをMDF板に置き換えるイメージで作ることにしました。その上で電池ケースやスイッチのレイアウトを見直しながら設計しました。

結果、ボックスのサイズは 横180㎜ 奥行90㎜ 高さ40㎜としました。高さは少し余裕を持たせました。

ということで脳内の設計図を書き起こしました。

子供の落書きみたいですが、いつも大体こんな感じの図面で工作しています(笑)

ボックスサイズは決まりましたが、他に穴あけ加工があります。天板に電池ケース用の開口3か所とスイッチ取付け穴が3か所ですね。これは後々イメージから図面にします。

工作開始

MDF板はセリアで買いました←またしても100円ショップ!

サイズは450x300x5㎜です。



まずは図面どおりにカットします。

スライド丸ノコを使ったのであっという間にカットは終わり。ただ、この日(7月中旬)も暑くて倒れそうでした(汗)



あとはこのパーツを木工用ボンドを使って組み立てるだけなのですが、先に天板の穴加工をします。

スイッチ取付け穴は直径6㎜の穴をボール盤であけました。電池ケース開口部はボール盤で角部の穴あけ後、鋸とミニルーターを使って仕上げました。

他にはケーブルを通す穴が左サイド板に必要ですが、これは組み立て後にあけることにします。



はい!組み立て完了

天板以外をタイトボンドで接着して組み立てました。天板はメンテナンス時に簡単に取り外せるようにします。

カット寸法が完璧ではなかったようで、ピッタリ合ってない部分はペーパーで修正しました。

タイトボンドは定番品です。乾燥後にサンディングも塗装も出来ます。

仮組みと2次加工

ひとまずスイッチを仮組みしてみます。ついでに電池スナップの配線をアセテートテープで保護しました。

問題はなさそうなので、ケーブルを通す穴加工と、天板を固定するための加工をします。



天板はマグネットを使って固定することにしました。ケーブル穴が少し不細工(笑)

100円ショップでネオジム磁石を買ってきて取り付けました。フタの裏側にはワッシャー(スチール製)を貼り付けて吸着するようにしました。
ネオジム磁石は最近の“DIYあるある”ですよね。

他にも移動中に誤ってスイッチが入らないようにロック機構を考えていたのですが、今回は良い案が浮かばず先送りします(笑)

外観の仕上げ

外観をよくするために塗装します。

今回も僕の得意技のアクリル絵の具で黒く塗装しました。

工程としては
①サンディングシーラー塗布&サンディング
②水性アクリル絵の具で着色
③水性ウレタンニスを塗布
④仕上げの磨き
といった感じです。

仕上げの磨きは自動車用のコンパウンドで艶出しだけしました。刷毛塗りなので凹凸がありすぎて、ペーパー研磨から艶出しするのはちょっと難しいですね(汗)



過去記事の「アクリルガッシュを使って自作ネックのヘッドを塗装してみました」では着色後にサンディングシーラーを塗布していましたが、逆順のほうが仕上がりがいいようです。

パワーサプライ完成

最後にコーションラベルを貼って完成です。

自作パワーサプライと言い張ってますけど、ま、電池ボックスですね。でも、なんとかそれっぽく仕上げたつもりです(笑)

でもこの電池ボックスは機能的には申し分ないんです。特にライブの時はいいんですよ。なんといっても100Vコンセントが不要ですからね。さっと足元に置いてスイッチをONするだけ。まあ、アンプ(StompMan)には100Vが必要ですけど。

ちなみに、このエフェクターボードはとりあえずこれにて完成とし、今後のバージョンアップはしないつもりです。なぜなら、今現在はHughes&KrttnerAmpManを入手して使っているので、このボードはお休み中なのです。



だがしかし!
過去記事「新プロジェクト!プログラマブルループスイッチャーを自作してみようと思います」のスイッチャーは作りますよ!←ぜんぜん進んでないけど(汗)

というわけで、今回は自作パワーサプライをリニューアルして、エフェクターボードを完成させました。
100vケーブルがないだけで意外と身軽になるし、ノイズレスになりますよ。あなたも電池式パワーサプライを試してみてはどうですか?

今回、スイッチの誤作動防止策やACアダプタとの切り替え機構のアイデアも先送りにしたので、次は新しいエフェクターボード用にもう少し洗練されたデザインで作ってみようかと思います。

それではまた!!





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