まいど!モッパーです。
メインで使っているキラーギター「FASCIST VICE」用に予備のネックを製作しています。
前回の「フロイドローズ用ロックナットの取付けは意外な落とし穴が待っていた」で、加工やパーツの取付けも完了し、ひとまずカタチになった予備ネック。
今回は更に見栄えを良くするためにヘッドを塗装しました。なんといってもツギハギだらけのヘッドですからね(笑)
さて、その塗装ですが…
なんと!水性アクリル絵の具で着色し、水性ニスで仕上げるという方法でやってみました。
しかも、またまたお得意の刷毛塗りですよ(笑)
さてさて、どんな仕上がりになったのか!?ご覧ください。
お手軽塗装の第2弾
初挑戦!アクリル絵の具で着色しちゃいます。
※ギターの改造等は自己責任でおこなわれるようお願いいたします
下地の処理
まずは塗装前の準備をします。
トップ面の接着の繋ぎ目が気になるので消していきます。
繋ぎ目や凹みにパテを塗りました。
サンドペーパーで平面になるように研磨しました。
使用したサンドペーパーは#400です。
アクリル絵の具で着色
さて、いよいよ着色していきます。今回は水性アクリル絵の具を使って着色します。アクリル絵の具にも種類があるようですが、下地が透けないアクリルガッシュを選択しました。
筆で塗っていきます。
アクリルガッシュは艶が出ません。真っ黒になりました。木目もほとんど透けていません。
次にサンディングシーラーを塗りますが、その前にサンドペーパー#400で軽く研磨しました。
ところが、軽くやったつもりでしたが、塗装まで削ってしまって下地が出たので塗りなおしました(汗)
サンディングシーラーを塗る
上塗りの前にサンディングシーラーを塗布します。
サンディングシーラーとは…
ニスを塗る場合の下塗り用塗料。高い平滑性を求めるときに使用します。塗ると導管部へ流れ込み表面が平滑に。さらに研磨剤成分が配合されているため研磨性に優れ、表面を平滑にしやすく、上塗りをした際の仕上がりを向上させます。
使ったのはもちろん和信ペイントの水性サンディングシーラーです。
またまた筆で塗りました。乾燥させてから重ね塗りを繰り返し、全部で5、6回ほど塗りました。
説明書きに乾燥時間は約2時間とありましたが、この日はすごく気温が高く、早く乾燥したので重ね塗りも捗りました。
そしてサンドペーパーで出来るだけ平滑になるように研磨します。白く曇ってしまいますが、これでいいのです。ニスを塗ればツヤツヤになりますから。
ニスを上塗りする
ニスはボディ製作の時にも使用した和信ペイントの水性ウレタンニスにしました。ていうか、ボディを塗った時のがまだ余ってたんです(笑)
今回も刷毛で塗りました。こちらも塗布→乾燥→塗布→乾燥…という重ね塗りをします。
途中、乾燥後にサンドペーパー#800で平滑に軽く研磨する工程を挟みながら進めます。
ブツブツを研磨で消しながら塗っていきました。って、まだブツブツ残ってるし(汗)
仕上げの研磨
仕上げの研磨として#800→1000→1200→1500とサンドペーパーの番手を上げながら磨いていったのですが…
ここでやっちまった!!
サンディングブロックを使ったほうが平面が出るだろうと思い、ブロックを使って研磨したら、角が削れすぎて気づいた時には木地が出てしまった。
全部やり直す気にはなれなかったので、絵の具でタッチアップしてまたニス塗りをしてリカバリーした。
リカバリーなんてかっこつけてますけど、なんとか誤魔化しただけですね(笑)
最終仕上げ コンパウンドで磨き上げる
根気よく#1500まで磨いた後は、コンパウンドの登場です。これでピカピカの鏡面仕上げを目指します。
だがしかし!
コンパウンドをつけて必死に手磨きしたが、思ったような艶が出ず。ちょっと曇った感じにしか仕上がらない(汗)
※囲みの辺りがコンパウンドで磨いた部分。
すぐに諦めました。
ええ、僕は決断が早いのです(笑)
これ、観察してみると、ニス塗っただけのほうがツヤがある。
刷毛の塗り跡が残っちゃうのが気にならないと言えばウソになるけど、艶が出ないほうが自分的には嫌。
「ニス塗りっぱなし」のほうが良いと判断。
再びニス塗り工程からやり直し、そのまま完成とすることにした(笑)
というわけで、こんな感じに仕上がりました。
そしてパーツを組み付けてみると…
これはなかなかイイ感じ!←とにかく自分に甘い(笑)
ネック完成!…ところが
ネックとボディをジョイントして弦を張って、チューニングしたら完成です。
サウンドはちょっとだけ軽くなったような気がします。ネックでもトーンが変わるんでしょうか?
とりあえず(サウンドを含め)使える状態に仕上がりました。
これにて完成…
ちょっと待った!!
弾ける状態にはなってるけど、ヒール部分の加工を忘れてました(笑)
というわけで、この後の予定は
- ヒール部分の加工
- フレット交換
- ネック裏のオイルフィニッシュ
ボチボチやっていきたいと思います。
次回もお楽しみに!!
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