必要になったのでシンプルな2ループスイッチャーを自作しました

エフェクター自作
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まいど!モッパーです。

前回の記事「自作ジャンクションボックスで快適なエフェクターボード生活を!」にも書きましたが、現在、エフェクターボードのアップデートをしております。

ちょこちょこと小物類を自作しながらエフェクターの並び替え等をしていますよ。そろそろ完成しそうなので、近日中に全体像を紹介できるかと思います。

今回は、エフェクターボードのアップデートにともない2ループスイッチャーが必要になったので自作しました。

そうです!これぞ自給自足ですね。そんなわけで、今回は自作2ループスイッチャーを紹介します。

これぞ自給自足の2ループスイッチャーを紹介します。またエフェクターじゃないけどね(笑)

※エフェクターの自作・改造等は自己責任でおこなわれるようお願いいたします

2ループスイッチャーとは

2ループスイッチャーとは何者なのか?
簡単に説明しますと…2つのエフェクトループを操作するスイッチャーということになります。

まぁ、2ループスイッチャーにも色々なタイプがあるんですが、一般的なのはフットスイッチが2つの物だと思います。
2つのスイッチでそれぞれのループを個別にON/OFFするタイプや、フットスイッチAでループの切り換え、フットスイッチBでON/OFFするといったタイプなんかが多いですね。

しかし、今回製作した物はフットスイッチが1つです。
フットスイッチを押すとループが切り換わります。ON/OFF操作はできません。常にどちらかのループがONになるという仕様で製作しました。

使用部品

2ループスイッチャーを構成するパーツに特別な物はありません、とてもシンプルです。
フットスイッチ(3PDT)、6.3㎜ジャック、DC用ジャック、直径3㎜のLED、ケース、あとは配線材です。まぁ、ギターからのシグナルの通り道を切り替えるだけですからね(笑)

フットスイッチは3PDTのもの。スイッチ1個で3回路を操作できる優れものですね。



ジャックはジャンクションボックスでも使用したボックスタイプを6個。



DCジャックは内径2.1㎜のものですね。僕はマル信無線電機のMJ-40やMJ-14を使ってます。(リンクはMJ-14ですが、今回はMJ-40を使いました)



ケースは手持ちのノーブランド品です。タカチTD6-11-3とサイズは同じです(いわゆるMXRサイズ)。サウンドハウスさんでもタカチのケースの取り扱いがあったのでリンク貼っておきます。




製作のようす

それでは製作過程を見ていきましょう…と言いたいのですが(汗)
実はライブに間に合わせるように急いで製作したので、ほとんど撮影していなかったんです。なので画像少なめでザックリした説明になりますがお付き合いくださいね。


まずはパーツのレイアウトを決めます。ケースは横置きで使い、INPUTとOUTPUTはサイドに、各ループのSEND&RETURNは手前側に並べます。

通常なら奥側にSEND&RETURN端子を配置しますが、実は今回はエフェクターボードの一番奥に配置するので手前側に入出力を配置します。DCジャックは電源に近いOUTPUTジャック側にしました。自由にレイアウトできるのも自作のメリットですね。



レイアウトが決定したらケースの加工です。ボール盤を使って穴あけしました。その後リーマーを使って穴の径を広げました。

この時点ではまだLED用の穴はあいていません。



LED以外の部品を仮組み。



無駄のないレイアウトでばっちりですね。



ここで部品との干渉を確認しながらLEDの位置を決めて穴加工し、取り付けます。現物合わせで変更ができるのも自作のメリットですね。



全てのパーツを組み付けるとこうなります。

詳細画像はありませんが、LEDはホットボンドで固定しています。



あとは各部品に配線をして完成です。

回路もシンプルです。3PDTスイッチは9ピンで構成されています。右3ピンでINPUT~SENDの切り替え、中央3ピンでRETURN~OUTPUTの切り替え、左3ピンはLEDの切り替えをしています。


LEDはこんな感じになりました。

おすすめはOneControl

ちなみに市販品だとワンコントロールなんかが使いやすそうでイイ感じだなーと思います。他にもいろんなメーカーさんがありますけどね。

各ループを個別にON/OFFするタイプはこちら…



こちらはONになるループの切り替えスイッチとON/OFFスイッチのタイプ

自分に合った使い方でチョイスできますね。



2ループスイッチャーをアンプセレクターにしてます

そんなこんなで完成したわけですが、実は今回は2ループスイッチャーをアンプセレクターとして使用するために製作しました。

ラベルを貼って仕上げたのがコチラです。

演奏中に頻繫に切り替える物ではないのでエフェクターボードの奥側に配置しています。別にフットスイッチで切り替えなくてもいいんですけどね。ま、今後、またシステム変更した時に普通の2ループスイッチャーとして使えるようにフットスイッチ式にしました。

というわけで、自作した2ループスイッチャーを紹介しました。製作記事としてはイマイチな説明になってしまいましたが、自由にカスタマイズできる自作の楽しさが伝わったらいいなと思っています。

さてエフェクターボードが完成しそうなので次回はエフェクターボードの全貌をお見せしますよ。
お楽しみに!

※エフェクターボードの紹介記事をアップしました

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